テレビドラマ【明日、ママがいない 第1話】
テレビドラマ「明日、ママがいない」は、児童養護施設を舞台に、そこに預けられている9歳の4人の女の子達を主人公に展開されていきます。
児童養護施設「コガモの家」こ子供たちは、それぞれがあだ名で呼び合っています。
親に捨てられた子供たちは、その親に付けられた名前を呼ばれたくないためにあだ名が付けられています。
ポスト(芦田愛菜)は、赤ちゃんポストに捨てられていた事に由来します。
ドンキ・真希(鈴木梨央)は、母が恋人を鈍器(灰皿)で殴る傷害事件を起こした事に由来します。
ピア美(桜田ひより)は、ピアノが得意なことに由来します。
ボンビ(渡邉このみ)は、貧乏な家に育ったことに由来します。
真希の母親、涼香(酒井美紀)が、恋人を灰皿で殴る傷害事件を起こし逮捕されてしまったため、
真希は、児童相談所職員の水沢叶(木村文乃)に連れられ、児童養護施設「コガモの家」引き渡されます。
施設長の佐々木友則(三上博史)は、不気味な存在に真希は怯えます。
真希は、同い年のポスト、ピア美、ボンビのいる部屋に連れられる。
リーダー格は、ポストです。
翌朝の朝食の時、佐々木は里親に気に入られるようにペットになれと子供たちに言います。
そして、泣いて見せろと言います。
上手く演技ができない子供たちなんですが、ポストが見本を見せます
「お試し」という里親に引き取られる前に、里親候補に連れられ時間を過ごす事をします。
数日前から里親候補の家に行っていたダイフク(田中奏生)が、中華食堂を経営する夫婦に引き取られる事が決まる。
ポストは、コガモの家で暮らす幼稚園児のパチ(五十嵐陽向)の母親の気持ちで接している。
ポストとピア美が、パチを迎えに幼稚園に行くと、他の園児をいじめたと叱られています。
親のいない子供はとその園児の母親から言われると、ピア美が怒ります。
しかし、ポストは、申し訳なさそうに謝罪するんですね。
実は、これはポスト演技なんです。
幼稚園を出ると、そこに止められている園児の母親達の自転車を蹴飛ばして倒してしまいます。
これでいいとピア美に微笑んでみせます
佐々木は、子供たちに里親候補の資料を見せます。
実は、こんな事をするのはルール違反なんですよね。子供に里親を選ばせるなんて
しかし、真希はその資料を見ようとしません。
それは、母親が迎えに来る事を信じているから言うんですが、ポストは否定します。
すると真希は、親の顔すら知らないポストの事を罵ってしまいケンカになってしまいます。
中華食堂に引き取られたダイフクは、出前の途中に料理を落としてしまい、泣きながらコガモの家に戻ってしまいます。
叶と里親、加藤一郎(店長松本)と久子(池津祥子)が連れ戻しに訪れます。
佐々木の陰に隠れるダイフクに叶は、言いたい事があればはっきり言うようにと告げます。
すると、
ダイフクは、お父さん・お母さんって言えないと涙を流すんです。
久子は、ダイフクの気持ちが分かり、もう1度戻ってきて欲しいと言う。
やっと、気持ちが分かり合えた瞬間なんですね
ポストが、「お試し」で細貝家に行く。
裕福で優しそうな妻、晴美(櫻井淳子)なんですが、ポストは人形部屋を見つけてしまいます。
その部屋一杯に置かれた人形は、夫(西村和彦)の趣味で集められたものだった。
細貝夫婦が、ポストをその人形の代わりに里親になりたい事を知り逃げ回る。
真希の母親が出所してコガモの家を訪れます。
真希は、自分を迎えに来たのだと思い喜びます。
しかし、母からケガをさせてしまった恋人と結婚するから、真希とは一緒に暮らせないと言われてしまいます。
コガモの家の子供たち同様に、真希も捨てられてしまったのです。
ポストが、コガモの家に戻り、真希が母親から捨てられた事を知ると、真希を連れ出します。
そして、母親と恋人が暮らす、真希の家だったアパートに向かいます。
真希が家から持ち出した母親の香水を渡すと、さよならと言って窓に向かって投げ入れます。
親に捨てられたのではなく、親を捨てた瞬間なんですね。
しかし、直ぐには母の事を忘れられずに泣いてしまう真希に、これであんたも私と一緒だと畳みかけます。
これは、真希の寂しさをポストへの憎悪に変えさせ、早く忘れさせようとしたんですよ。
仲間を大切にするポストなんです。
これで真希は、母親を失ったが、大切な友達を得たんですね。
そして、
真希改め、ドンキとして生きて行くとこを決めたんです。
第1話は、こういったストーリーでしたが、社会問題にもなっていますね。
このドラマ「明日、ママがいない」は、実際の児童養護施設関係者からの批判をされていたり、
赤ちゃんポストを設置する慈恵病院や全国児童養護施設協議会から放送中止の要請も出されています。
賛否両論ある中で、放送を続けて行くと日本テレビサイドは表明していますね。
この第1話だけでは、善し悪しは判断できるものでもないので、期待して見てみたいって気持ちです。
⇒明日、ママがいない
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