【とんび】
第7話は、前回の続きから始まります。
そして、市川旭(佐藤健)は、坂本由美(吹石一恵)をデートに誘って、
婚約指輪を買おうとするのですが、その道すがらの場面でオモシロいシーンがありました。
これは、視聴者の皆さまも同じように思ったかも知れませんが、
坂本が旭に、『お父さんは、いつ亡くなったの?』って聞きます。
旭は、『生きていますよ』と答える。
坂本は、旭のデスクに父母の写真が置いてあるので、
てっきりお父さんも亡くなられているんだろうと思っていたシーンですが、
あなたも、そう思っていませんでしたか?
私は、既に安男が亡くなっていて、旭は一人ぼっちになっているんだと思ってました。
いきなり、ヤラレタって気持ちでしたね!
そして、坂本からお父さんってどんな方と聞かれて、回想シーンに移ります。
そこには、白髪交じりの安男(内野聖陽)が映し出されています。
一気に老けてしまってました。
旭が東京に行ってしまって、その寂しさを、いろんなところでぶちまけるですが、
たえ子(麻生祐未)には、怒られっぱなしで、姉弟のような関係は健在でした。
安男も意地っ張りですから、旭には寂しいところを決して見せずにつっぱっているんですね。
今日の見どころは、今までとはちょっと違った旭の優しさの表現がありました。
正月には、バイトが忙しいから実家に戻れないと安男に電話を入れる。
ここでは、旭が心に秘めた強い気持ちがこもっていたんですね。
年末に、ざっしの取材のためスキー場に雑誌社の上司とでかける。
取材を終えて、ゲレンデのベンチで校正をしているところに上司が年越しそばを持ってきてくれます。
そこでの会話が良かったですね。
上司から頑張っているな、と声を掛けられ自分の思いを話します。
親に認めて欲しいから頑張る
↓
親に認めてもらわないといけないから、自分なりの結果を出したい
↓
それは、親を安心させるため
所詮、安男を頼り切っている旭は、自分がしっかり独立出来るだけの大人になったところを
安心させるために、早く安男に見せてあげたい一心だったんですね。
大人になった旭の優しさの表現の変化になっています。
こんな息子がいたらいいですね。
しかし、親は、子供には見返りを求めない愛情があるんですけどね^^
子供が、親になって初めて分かる事ですけどね。
そして、エンディングでは、宝石店の前にいる2人のシーンに戻ります。
旭の話を聞いて坂本が思った事は、
『
市川くんとは結婚できない!』
7つも年上でしかもコブ付きをもし、自分の息子が連れてきたら、
『
ガッカリすると思う』
だから、結婚は出来ない。そう言って帰ってしまいます。
予想外の展開に旭は、戸惑ってしまいます。
さすがに、坂本は大人ですね。
旭のお父さんの気持ちを考えてしまうんですから。
さてさて、次にはどんな試練が2人に待ち構えているんでしょうか?
回想シーンが、オモシロかっただけの作品では、なくなってきましたよ^^