【35歳の高校生 第1話】
米倉涼子さん主演のドラマ。
思春期に差し掛かる、中学校や高校の多くには、
『スクールカースト』と呼ばれる階層が形成される。
生徒同士が人気やルックス、趣味などを元にランク付けし、1軍、2軍、3軍などに分類する。
それは、いじめや不登校の原因になるなど、多くの危険をはらんでいるんです。
こんな問題に取り組んだ作品なんですね。
今までの学園ドラマも、『スクールカースト』という言葉ではないにしろ、
着目のしかたは、されていたんではないでしょうか?
今回は、35歳役の高校生がどんなドラマを見せてくれるんでしょうかね^^
第1話は、
馬場亜矢子(米倉涼子)が教育委員会の教育長・阿佐田幸信(渡哲也)から連絡を受け、
公立の国木田高校に編入する。
この2人の関係は明かされていませんが、何やら意味ありって感じです。
初登校日に、亜矢子がクラスメートに紹介されますが、
担任の小泉純一(溝端淳平)から抱負かなにかないか?と問われると、
友達100人作りたいなんて事をいうんですね。
ちょっと、ギャグも入っているのかな、って感じもしたんですが、そうでも無さそう。
どういう感情から出た言葉であるかは、この後にストーリーで分かった来るのかと思います。
今回のターゲットは、長谷川里奈(広瀬アリス)。
希望校への受験に失敗して、国木田高校に入学した生徒です。
友達のいない里奈は、いつも1人でトイレでご飯を食べています。
里奈がいつものようにトイレで昼食を摂っていたところ、亜矢子にバレてしまいます。
その会話を聞いていたクラスメートのターゲットになってしまう里奈なんです。
里奈は、翌日は学校を休んでしまいますが、担任の小泉からお前のせいでこうなったんだからと、
里奈の家に同行させられる亜矢子です。
そして、亜矢子と小泉は里奈がリストカッターである事をしってしまいます。
しかし、家の中では良い子の里奈。両親に嘘も付いています。
なんで、里奈は家では良い子を演技しているのか?
単に両親を心配させたくないっていう気持ちが強い事もあるんでしょうが、
実は、受験に失敗した事で両親の仲が悪くなってしまった。
ケンカが絶えないのは、全て自分が受験に失敗してしまった事が原因と思っているんです。
だから、繕ってしまうんですね。
翌日は、ちゃんと登校してくる里奈を見て安心する亜矢子。
里奈と一緒に便所メシをするんですね。
そして、トイレが落ち着ける場所である事を理解する亜矢子なんです。
しかし、その後からがストーリーが大きく動きます。
教室の戻る、亜矢子と里奈ですが、クラスメートからいじめを受ける里奈は、
『私には、友達なんて必要ない』といって教室を飛び出してしまうんです。
その次に取る行動を察知する亜矢子は、トイレに隠れる里奈のところに行きます。
今、まさにリストカットをすることろに、外からドアを壊して入ろうとする亜矢子なんです。
そして、里奈の心の闇を理解する亜矢子は、里奈を連れて自宅に行きます。
そこで、リストカットをしようとするです。
当たり前ですが、両親がそんな行為を止めます。
そして、両親に心の内にある言葉をぶちまけます。
そう、里奈と両親の想いはすれ違っていたんです。
両親が仲悪くなったのは、里奈の受験失敗ではなく、
真逆で、両親は自分たちのせいで受験に失敗してしまったと思っていたんです。
ですから、お互いに気を使っていたんですね。
それが、ストレスになってしまっていたんです。
思春期の感情って親には分からないん事なんですね。
親も時代は違ったにせよ、その時期を過ごして来たんですが、忘れてしまっているんですね。
亜矢子は、なぜここまでお節介を焼くのでしょうか?
先生達では、決して出来ない行動であり、お節介です。
ここにも、何か隠された亜矢子の闇の部分があるんじゃないかと感じます。
たぶん、性格としては一直線な亜矢子なんでしょう。
過去に何かがあったので、相手の気持ちが分かってしまう。
そして、助けるために行動に移してしまうんじゃないでしょうか?
まあ、最後の場面で、屋上に居る亜矢子のところに行く里奈。
そこで、1人目の友達にさせてくれるかなと言ってくれるんですね。
最初に亜矢子が掲げた抱負なんですね。
そして、屋上で亜矢子の分も作ってくれたお弁当を食べる2人です。
その時に里奈が言うんです。
トイレで1人で食べるより、友達と一緒に食べるご飯の方が美味しいって事を。
全体的に、見どころって思ったことは、
亜矢子役の米倉涼子の表情ですね。
普段学校に居る時の表情や何か事が起こった時の表情。
思慮深いのか、なんなのか、ちょっと間が抜けた表情がなんですね。
笑っているシーンは殆どないので、ちょっと覚めた目で見ている感じが漂いますね!
2013-04-14 17:29
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