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カラマーゾフの兄弟 第8話 [カラマーゾフの兄弟]

【カラマーゾフの兄弟】



第8話を観て、やっぱり黒澤勲(市原隼人)と刑事・入江悟史(滝藤賢一)の2人の演技がいいなぁ、

ってつくづく思いましたね。

入江が、黒澤3兄弟の取り調べから、容疑者を満(斎藤工)に絞って裏取りを行います。



満の恋人・遠藤加奈子(高梨臨)に入江は、満の事を聞きに行きます。

そこで、加奈子は、満の事は自分が一番分かっていると入江に言いきるのですが、

満は、吉岡久留美(芳賀優里亜)と逃げようとしていた事を告げる。

加奈子に対して、そんな決定的な事を刑事って、言ってしまうもんなんでしょうかね。

だからと言って、加奈子の満への思いが断ち切れる事ありません。

勲を訪ねて行き、満を助けて欲しいとお願いするんです。

勲は、決して加奈子のお願いを断れないんですよね。

これは、はじめから一貫していますが、勲の加奈子に対する気持ちって一度もはっきりとはされません。

どうみても、勲は加奈子の事が昔から好きであるって感じですし、

それであれば、加奈子の好きな兄・満に対して決して良くは思っていない感情がどこかにはあると思えます。



勲は、満の担当弁護士として満に接見します。

しかし、そこで満から出てきた言葉は、勲が真犯人ではないかと問い詰めるんですね。

例のごとく、勲は左肩をぎゅっと握りしめ、震えながら怒りを露わにする姿をみて、

満は、親父そっくりだなって言うんですね。

勲は、その言葉に恐怖心で一杯になります。

実は、最も父・文蔵(吉田鋼太郎)に似ているのが勲であるからなんですね。



そして実は、涼(林遣都)も兄・勲のことを密かに疑っているのではないかと思われる場面もあります。

父の肖像画に向かって『自由になりましたよ、あなたの手から』とつぶやく勲の姿を見てしまうんですね。

その事を、回想する涼の場面は、心に引っかかるという効果をにじませています。

そろそろ、勲の本性が爆発しそうな気配がします。

弁護士という職柄、最も冷静に発言することは多いのですが、父に対する憎悪は兄弟の中では、

最も大きいように感じられます。

この後には、もっと恐ろしい感情が現れるのか?楽しみでもあります。



これからの入江の役柄が、ますますこのドラマをオモシロくさせてくれるのではないかと、

期待したいと思います。

脇役として、すごーくポイントになっている登場人物って思いますね^^






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