【カラマーゾフの兄弟】
それにしても毎話感じる事は、刑事・入江悟史(滝藤賢一)のシーンで始まる、
人を追い詰めようとする演出って、思わず誰が犯人なのか?
吸い寄せられるように観てしまう効果がてきめんですね。
この第6話は、重体だった秘書・小栗晃一(渡辺憲吉)が意識を取り戻したところからです。
回を追うごとに、犯人は3兄弟の誰であっても、おかしくない状況になっていますね。
それぞれ3兄弟とも、違った角度から父親・黒澤文蔵(吉田鋼太郎)を憎んでいる。
この事には、反論の余地は全くない状況になってます。
ただ、第1話から犯人は、3兄弟ではないかといった描かれ方をしていましたが、
現実の世界で考えると、仕事上のトラブルから文蔵に敵意をもっている人間は、
物凄く多いんではないかと感じちゃいますね。
その部分は、あまり描かれてはいませんが。
どちらにしても、文蔵の性格はますます確立される事実が出てきますね。
今日の見どころと言えば、2か所ですかね。
まず、
黒澤勲(市原隼人)が兄・満(斎藤工)を海に呼び出し、父の企みを阻止しなかった事をわびる。
そして、満の恋人・遠藤加奈子(高梨臨)を幸せにしてやって欲しいとお願いする場面では、
満も弟・勲が何か、強い決心をしたんだと悟る。
多くを語らないが勲は、父親のいるこの町には居られない。
密かに恋心を抱いていた加奈子に対しては、幸せになってもらいたい気持ちを、満にぶつける。
そして、もう1つの見どころは、
加奈子から連絡を受ける勲。
兄・満がいなくなった事を告げ、戻ってくるように連絡をして欲しいとお願いする。
この場面での勲が自分の気持ちを、勲的な出来る限りの表現で、加奈子に伝える。
そして、もう力にはなれない事を告げる。
元を返せば、はっきり自分の気持ちを伝えない勲がいけないのではあるが、
シャイな表情が加奈子と接する時は、現れてしまいますね。
今回は、勲の加奈子への思いが表現されている2つの場面をピックアップさせて頂きました。
そして、秘書・小栗が、犯行時間に黒澤家で会った人物は・・・
長男・満の写真を指をさす!!!
この時点では、犯人とは言っていないので、満が犯人とは決まっていませんが、
より濃厚には、なってくる場面ですね。
そして、3兄弟それぞれが、父親・文蔵を憎む感情も増幅させていく。
より複雑化している場面が、多数現れますね。
次回を楽しみに待ちましょう^^
2013-02-17 15:17
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