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カラマーゾフの兄弟 第4話 [カラマーゾフの兄弟]

【カラマーゾフの兄弟】



とうとう兄弟で最後の取り調べになります、黒澤涼(林遣都)が今回の主役です。

まだ、物心がつく前に母親を亡くして、母親の温もりを覚えていない涼ですが、

心の優しさは、母親の性格を最も受け継いでいます。



そんな涼ですが、父親が亡くなっても涙が出なかったと、刑事に告げる。

心の奥底では、やはり父親を恨んでいたんだと言う事が、ハッキリする場面です。



涼が慕っているのが、大学医学部教授園田志朗(小野寺昭)。

父文蔵(吉田鋼太郎)が持っていない優しさや他人を思いやる気持ちに感動し支持する。

そんな園田教授の死に直面すると、ボロボロと涙を流す涼!

本来の優しい涼の心がそうさせたと思える場面です。



対して父文蔵には、回顧録の中で、怒りを覚える場面は、

はじめての怒りの感情表現になっています。

涼の奥底に溜まった感情と言う、なにやら恐ろしいものを感じさせた一瞬ですね!



今回の4話は、ほぼ涼の事ばかりでありましたが、

冒頭の場面で、長男満(斎藤工)が騙されている事を知っていて教えてくれなかった、

次男勲(市原隼人)への憎悪の場面が、ちょっと印象的でした。

第1~3話まで一貫して、弟2人に対しては守ってあげたい、守ってあげられない自分を責めていた。

この感情が、180度回転して憎悪へのベクトルに変わったのが、1つの掴みになっています。



今回で3兄弟に対する取り調べは、それぞれ行われました。

そして、誰もがアリバイを話していない。

さてさて、次回は、どのような展開が待っているんでしょうね^^


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