【カラマーゾフの兄弟】
とうとう兄弟で最後の取り調べになります、黒澤涼(林遣都)が今回の主役です。
まだ、物心がつく前に母親を亡くして、母親の温もりを覚えていない涼ですが、
心の優しさは、母親の性格を最も受け継いでいます。
そんな涼ですが、父親が亡くなっても涙が出なかったと、刑事に告げる。
心の奥底では、やはり父親を恨んでいたんだと言う事が、ハッキリする場面です。
涼が慕っているのが、大学医学部教授園田志朗(小野寺昭)。
父文蔵(吉田鋼太郎)が持っていない優しさや他人を思いやる気持ちに感動し支持する。
そんな園田教授の死に直面すると、ボロボロと涙を流す涼!
本来の優しい涼の心がそうさせたと思える場面です。
対して父文蔵には、回顧録の中で、怒りを覚える場面は、
はじめての怒りの感情表現になっています。
涼の奥底に溜まった感情と言う、なにやら恐ろしいものを感じさせた一瞬ですね!
今回の4話は、ほぼ涼の事ばかりでありましたが、
冒頭の場面で、長男満(斎藤工)が騙されている事を知っていて教えてくれなかった、
次男勲(市原隼人)への憎悪の場面が、ちょっと印象的でした。
第1~3話まで一貫して、弟2人に対しては守ってあげたい、守ってあげられない自分を責めていた。
この感情が、180度回転して憎悪へのベクトルに変わったのが、1つの掴みになっています。
今回で3兄弟に対する取り調べは、それぞれ行われました。
そして、誰もがアリバイを話していない。
さてさて、次回は、どのような展開が待っているんでしょうね^^
2013-02-03 16:21
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